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半陶半茶繁盛記

今日は窯焚き、明日は茶会、、、

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桜の樹の下には

家の隣の公園にある桜は、丘の上で風が当たるからなのか遅いのですが、そろそろ葉桜になってきました。
稽古にはそんな頃の短冊を掛けました。

s-SANY0045 (2)
「散りはてし花のかたみのいえづとは 吉野の山の峯の早蕨」
高畠式部

吉野の山にお花見に行ったけれども、もう散ってしまっていた。
花の代わりに早蕨をお土産に持ち帰ろう。

ところで
梶井基次郎の短編に、「桜の樹の下には」というのがあります。

***************************************************************
桜の樹の下には屍体(したい)が埋まっている!
これは信じていいことなんだよ。
何故(なぜ)って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。
俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。
しかしいま、やっとわかるときが来た。
桜の樹の下には屍体が埋まっている。
これは信じていいことだ。
・・・・・・
***************************************************************


突然あんなに華やかに咲き誇ったかと思ったら、さっと散ってしまう。
きっと何かが憑いているに違いない。

同じように植物の美しさの裏側に得体のしれないものを感じることほかにもありますね。

茶花に欠かせない椿も、ほかの多くの植物が緑を失う冬につやつやとした葉を保ち美しい花を咲かせる。
これはきっと・・・

真っ赤な燃えるような美しさの彼岸花、摘んで帰ると火事になるとか、死人が出るとか言いますね。
実際根には毒があって、土葬のころにはモグラなどが遺体を荒らしたりしないよう墓地に植えられたらしいですね。
忌み嫌う花として茶花では普通は使いません。

仏様の花としての蓮は大きく清楚で美しいけれど、汚い泥の中から生まれてくるところに心を寄せられます。

私たちはあらゆる花に対し、その外見だけでなく様々な内面の有り様を感じています。
「花は野にあるように」との教えはそんなところもひっくるめて花と向き合うことでしょうね。


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